はらのいぼとりじぞう 【西区そぞろ歩き 33】原のいぼ取り地蔵

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西区そぞろ歩き:原のいぼ取り地蔵

浅間下から坂を登りつめて、左へ行くと「原のお地蔵さん」がある。三ツ沢西町の法華宗の名刹豊顕寺(ぶげんじ)が、昔、隆盛のころ、三ツ沢檀林という僧侶の学問所があった。ひところは300人もの学僧を擁したという。その檀林に通ずるだんりん道、きつね坂とげんごろう坂の合するのがこのあたりだ、といわれる。

何しろこのお地蔵さん、いぼ取りにすこぶる霊験あらたかで、お堂の前の小石を持ち帰っていぼをこすると、たちどころにいぼが取れるという。治った人は小石を返して、香華を供えるのだそうな。

摩滅こそすれ三体のお地蔵さん、それぞれに真新しいよだれかけをつけ、お供の風車が初夏の風をうけてここを先途(せんど)と廻りに廻る。

文・絵 長谷川 泰(西区文化協会 騎虎の会主宰)

※1997年11月から2004年4月までに、広報よこはま西区版で掲載されたスケッチと文章です。内容は現在とは異なる場合があります。ご了承ください。

(2000年7月掲載)

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