きゅうとうかいどうのおもかげ 【西区そぞろ歩き 13】旧東海道のおもかげ

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西区そぞろ歩き:旧東海道のおもかげ

浅間下の公園の裏、環状1号線から道ひとつ距てた静かな道筋が、旧東海道の名残である。百何十年か前までは、今の保土ケ谷駅や杉山神社の辺りまで、袖ヶ浦が湾入していた。今の東海道は、埋立後に拓かれた道である。

旧東海道は、浅間神社、神明社の前を通り、松原商店街を経て保土ケ谷宿に続く。十返舎一九の東海道中膝栗毛にあるように、宿の客引きが、「とっつかまえては(戸塚宿の前という洒落)はなさざりけり」と誌しているように、当時大いに栄えたようだ。

多くの人がさまざまな思いで歩いたであろうこの往還、今はひっそりとしたたたずまいで昔のおもかげもない。

文・絵 長谷川 泰 (西区文化協会 騎虎の会主宰)

※1997年11月から2004年4月までに、広報よこはま西区版で掲載されたスケッチと文章です。内容は現在とは異なる場合があります。ご了承ください。

(1998年11月掲載)

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