すいどうみちのしりこすりざか 【西区そぞろ歩き 4】水道道の尻こすり坂

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西区そぞろ歩き:水道道の尻こすり坂

その昔、この坂を尻こすり坂と呼んだとか。野毛と西谷を結ぶ水道道は、坂の多いヨコハマの中でも屈指の急坂をいくつか越えなければならない。なにしろ勾配が急なので、車を牽く人たちがお尻で制動しなければならなかった、というのが坂の名の由来だが、なるほど今日でもドライバーたちがちょっと緊張するほどの坂道ではある。

明治20(1887)年に相模川と道志川の合流地点から水を引いた導水管が敷かれていることから、水道道の名を残す、ほぼ一直線のこの道は、野毛山を下ってさらに二度の上り下りを繰り返す。そして昔の県立第一中学校(現旭区・希望ケ丘高校)があったことから神中坂というこれもきびしい急坂を下って藤棚に至る。

文・絵 長谷川 泰 (西区文化協会 騎虎の会主宰)

※1997年11月から2004年4月までに、広報よこはま西区版で掲載されたスケッチと文章です。内容は現在とは異なる場合があります。ご了承ください。

(1998年2月掲載)

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