つながりのさかみち 【温故知新!西区てくてくスケッチ 43】 つながりの坂道

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温故知新!西区てくてくスケッチ:つながりの坂道

環状1号の洪福寺交差点近く、浅間町車庫前バス停下車。歩道橋がある道に入り、高台の浅間台小学校を目指す。旧東海道を横切って、住宅街の急坂を上(あが)ると、横浜駅西口やみなとみらいなどが見渡せる「つながりの坂道(小学生の公募で命名)」に出る。
この坂道の崖上が浅間台。1963(昭和38)年に公開された黒澤明監督作品、刑事映画の傑作「天国と地獄(モノクロ、一部カラー)」はここで撮影された。私は黒澤映画の大ファンだ。
今、マンションが建っている所に、三船敏郎さん扮する主人公・製靴(せいか)会社常務の豪邸が建てられた。映画は横浜駅西口が見渡せる、大きなガラス戸がある居間のシーンから始まり、前半はこの居間で物語が進められる。山崎努さん扮する誘拐犯との身代金三千万円要求の電話での緊迫したやり取りは手に汗を握る。
黒澤作品「姿三四郎」では、近くの浅間神社ウラ参道階段がロケに使われている。

題字・絵・文:鈴木太郎(西区文化協会)
※2013年6月から、広報よこはま西区版で掲載されたスケッチと文章です。内容は現在とは異なる場合があります。ご了承ください。

(2020年6月掲載)

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