がんきよこちょう・がんきいなり 【温故知新!西区てくてくスケッチ 42】岩亀横丁・岩亀稲荷

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温故知新!西区てくてくスケッチ:岩亀横丁・岩亀稲荷

国道16号の桜木町駅と高島町の中間近く、雪見橋交差点を渡ると斜めの道がある。かつて、みなとみらい地区が三菱ドックであった頃は、工員さん達で大いに賑わい、古き横浜の面影を今も残してくれている岩亀横丁だ。
通りを行くと、左側に白い旗が立っている所が岩亀稲荷。1873(明治6)年に、港崎遊郭(みよざきゆうかく)(現横浜公園)で人気があった「岩亀楼(ろう)」が大火で高島町に移った。遊女の療養する寮がこの地にあったと言われ、その遊女さん達に信じられていたお稲荷さんだ。故郷の家族のこと、健康のこと、好きな人のことなど切実なお願いをしたことだろう。「岩亀稲荷」は今も、周辺の方々によって大切に守り続けられているのだ。
通りで見上げると、古い町のすぐ向こうに、新しい町「みなとみらい」の高層ビルが見える。横丁を抜けると、古い道の「横浜道」に出会う。

題字・絵・文:鈴木太郎(西区文化協会)

※2013年6月から、広報よこはま西区版で掲載されたスケッチと文章です。内容は現在とは異なる場合があります。ご了承ください。

(2020年6月掲載)

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