じんちゅうざか 【温故知新!西区てくてくスケッチ 39】神中坂

twitter facebook 印刷

おすすめコメント

温故知新!西区てくてくスケッチ:神中坂

商店が建ち並び、いつもにぎやかな六差路の藤棚町交差点。右側角に建つ第七有隣堂書店前の急坂を上る。
私は子供の頃、遊び仲間と連れだって、この坂を越えてよく野毛山公園へ遊びに行ったものだ。この道は水道道(すいどうみち)と呼ばれ、1887(明治20)年に相模原市緑区三井から野毛山浄水場まで、日本初の近代水道が整備された。レールを敷き、トロッコによって、道に埋設される水道管など資材が運ばれた。この急坂は難工事であったことだろう。
坂の途中で振り返ると、水道道が交差点を渡って、やや真っ直ぐに続いていることが分かる。
坂を上がってきた人にこの坂の名前を聞くと、「坂を上りきった所に、昔、神中(現県立希望ケ丘高校)があったので、神中坂と呼ばれています」と教えてくれた。
快晴だったこの日、左側には富士山が、正面には丹沢山などがクッキリと見えた。

題字・絵・文:鈴木太郎(西区文化協会)
※2013年6月から、広報よこはま西区版で掲載されたスケッチと文章です。内容は現在とは異なる場合があります。ご了承ください。

(2019年12月掲載)

スポット情報

カテゴリ
  • その他観光地・名所
住所
周辺スポットを探す
ホームページ https://www.city.yokohama.lg.jp/nishi/shokai/kanko/spot/tekuteku/
スマートフォン用ページ