のげのきりとおし 【温故知新!西区てくてくスケッチ 14】野毛の切通し

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温故知新!西区てくてくスケッチ:野毛の切通し

安政6(1859)年、横浜に急造された横浜道。旧東海道の芝生(しぼう)村(現浅間町)から新田間(あらたま)橋、平沼橋、石崎橋(現敷島橋)を渡り、戸部の坂を上ると山を削って造られた野毛の切通しに出る。開港当時は、今より切通しは高い所にあり、道幅はずっと狭かった。
全国から横浜を目指した旅人は、この切通しを通っていった。きっと、商売での大成功や異人さんとの交流など、大きな夢を持っていたことだろう。
切通しを抜けて左に曲がると、目の前に大きく風景は開ける。関内や港の建物、黒船などが見渡せたはずだ。ますます夢が大きく膨らんで、野毛坂を下っていったことだろう。
昭和3(1928)年、市電の西平沼橋~長者町5丁目の開通によって、道を掘り下げて道幅も広がり、現在の形になった。

題字・絵・文:鈴木太郎(西区文化協会)

※2013年6月から、広報よこはま西区版で掲載されたスケッチと文章です。内容は現在とは異なる場合があります。ご了承ください。

(2015年9月掲載)

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