はちおうじおいわけ 【温故知新!西区てくてくスケッチ 10】八王子追分

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温故知新!西区てくてくスケッチ:八王子追分

浅間町交差点近くにある浅間神社前の旧東海道を保土ヶ谷宿方向にしばらく歩くと、右側角に「追分」の道標が立っている三叉路がある。「芝生(しぼう)の追分」と呼ばれ、東海道と八王子道が分かれている所だ。八王子道は帷子川に沿い、町田を経て、甲州街道の八王子宿へとつながる。
安政6(1859)年、横浜の開港によって生糸貿易が盛んになった。甲州や上州など周辺から八王子に集められた生糸は、その一部が荷馬車や人に背負われて、この八王子道(絹の道)を通って横浜に運ばれた。きつい山道を越え、曲がりくねった道を通って、貴重な生糸を運んできた旅人は、この追分に着いてほっとした事だろう。追分近くには古い「庚申塔」や「延命地蔵尊」が残されていて、今も往時の様子が感じられるのがとてもうれしい。

題字・絵・文:鈴木太郎(西区文化協会)

※2013年6月から、広報よこはま西区版で掲載されたスケッチと文章です。内容は現在とは異なる場合があります。ご了承ください。

(2015年1月掲載)

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