スポット情報
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温故知新!西区てくてくスケッチ:新田間橋(あらたまばし)
浅間下交差点から新横浜通りを行くと、すぐに昭和2(1927)年竣工の新田間橋がある。両側がアーチ型で風格あるこの橋は、横浜にとって、歴史ある橋なのだ。横浜開港の安政6(1859)年、旧東海道の芝生村(現浅間町)から、戸部、野毛切通しを経て、関内へ続く「横浜道」が急造された。その時に、橋材が杉と松、長さ約18メートル、幅約6メートルのこの橋が造られた。今のビル群が立ち並ぶ様子からは信じられないが、当時右側は岡野新田で、左側は入江だった。全国から黒船、異人さん、異人館見物に、そして、新しい文明開化の横浜でひと旗揚げようと大勢の人々がやって来た。大きな夢を持って、この橋を渡って行ったことだろう。橋の上から、港の黒船が見えたかな?
題字・絵・文:鈴木太郎(西区文化協会)
※2013年6月から、広報よこはま西区版で掲載されたスケッチと文章です。内容は現在とは異なる場合があります。ご了承ください。
(2014年9月掲載)