みぬまつうせんぼり 見沼通船堀

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見沼通船堀は、パナマ運河より180余年も前に造った運河です。日本最古の木造の閘門式(こうもんしき)運河で、徳川吉宗が、紀州の勘定奉行だった井沢弥惣兵衛に命じ、享保16年(1731)に工費が二万両、人工延べ90万人、工期6か月で造られました。中央に流れる芝川と両脇の代用水の水位の差は約3mあり、2箇所に関を造り水位を調整して船を通しました。この運河の開通によって、周辺はもとより遠くの農産物や工業製品も、ここを通って江戸に運ばれ産業が活発化しました。時代が水上輸送から陸上輸送へと変わっていき、昭和6年に正式に廃止となり約200年の間続いた見沼の通船も幕を下ろしました。

スポット情報

カテゴリ
  • 史跡・名勝
住所
埼玉県川口市東内野594-6
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